早稲田メンタルクリニック【こころ切り抜きCh】精神科医 益田裕介
患者が自◯で亡くなった時の精神科医の正直な気持ちをお話しします【早稲田メンタルクリニック 切り抜き 精神科医 益田裕介】
- Video Type
- 一般
- Published at
- 2024年12月1日 20:45
- 動画長さ
- 05:32
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- 2.8%
- データ確認日時
- 2024年12月8日 12:38
動画概要
本日は「患者さんが自◯で亡くなった時」というテーマでお話ししようと思います。
■どんな精神科医も…
いきなり結論みたいなことを言いますが、どんな精神科医も患者さんが自◯するというのはすごく傷つきます。やっぱり精神科医を自分の仕事に選ぶということは、世間の人たちが思っているほど簡単なことではないと僕は思います。
一見何でこの人が精神科を選ぶんだろうと思う人が精神科を選ぶことがありますけど、そこの裏にはいろんな物語があったりします。
うちの先生やる気ないな、5分診療だな、薬だけ出す先生だなということであったとしても、自◯ということは耐え難いし、患者さんを殺そうと思って診察している人はいないですよね。
■僕の経験
僕も何人かは自分の受け持ちの患者さんを自◯で亡くしています。
そういう時に自分が主治医でなかったらどうだったのかなとか思いますね。そう思いますよね。
僕の力不足とか、自分の臨床が良くなかったなとか、あの時ああいう声を掛けてたらなとかいろいろ思います。
診察の時にいつもより時間をかけたら気付けたんじゃないかなとか、あの時は注意が散漫だったんじゃないかとか、一生懸命100%の力で臨んでいなかったのではないか。他の患者さんのように注意深く見ていればよかったんじゃないかとか、いろんなことを考えます。
個人的に自◯される方で多いタイプは、無口で薬をもらう人が多い印象が自分の中ではあるんですよね。
信頼関係が築けているような築けていないような。
「はい」と言って患者さんも薬をもらって「異常ないです」と言ってすぐ帰っちゃうような人に多い気がしますね。
知らないうちに通院しなくなって、知らないうちに亡くなっていて、時々警察から連絡が来るみたいな感じが多いなと思いますね。
だからやっぱり、ウザがられるとは言わないんですけど、やはり患者さんとは雑談も含めて少しやりとりをしないといけないなといつも思っていますね。
でもそうするとウザイと思う人もいるんですよね。患者さんで。
ウザイと思ったりする人もいるんですけど、でもやっぱり病状を把握するためにはそういう部分も必要だなと思ったりしてやっています。
■家族への説明
全てのケースではないですけれど、家族へ説明することもありますね。
そういう時にはすごくいろいろな言葉をやりとりしますけど、僕らは僕らでやはり家族に対してもっと早く気づいてあげられなかったんですかとか、あなたたちがもし薬の管理をしていればとか、あなた達がもうちょっとね、という思いもゼロじゃないんですよね。
でも、それは相手がこちらに対して思う怒りとも似ているし、今さらというか、その時はそれがベストだと思っていたことだってあるだろうし、家族だってね、そういう思いとかやるせない感じは常にあります。
僕はやはり責任がありますよね。
患者さんへの責任があるし、患者さんの家族への責任があるので、やはり本当にこういうことがあった時にも胸を張ると言ったら変ですけれども、責任を持てるような治療をしていきたいなと僕は思っているんです。
僕はというかみんな思っていると思いますけど。
■特別扱いはしない
だからある程度できないものはできないと言いますね。できないものはできない。
それはたとえ患者さんが怒ったり、嫌な思いをしたとしても、最初の段階でできないものはできないというし、嘘は言わない。
嘘で褒めたりとか、嘘で共感することはしません。
そういうことは結局ボロが出るんですよね。
これから5年10年付き合うかもしれない人たちですし、益田厳しすぎるよと言われるかもしれないですけど、できないことはできないと言います。
その患者さんだけを特別扱いすることはしませんね。
その患者さんをよく見ることで、他の患者さんのことを見れなくなるかもしれないし、そうすると結局その目立つ患者さんの陰に隠れた人が苦しんでいるのを見落とす可能性もあったりするので、この患者さんは手がかかる患者さんなんだよとか、この患者さんは時間をかけてあげなきゃダメなんだよ、という先生もいますけど、それは僕はあんまり好きじゃないし言わないです。
外来でやっている限りはこの外来の枠でやって、できるだけ事故がないようにしたいといつも思っています。
薬も、やっぱり出せないものは出せないですね。
だからよく薬のことでトラブルになることがあります。
もっとくれとかもっと出せとか、何でこうしてくれないんだとかまとめて1ヶ月分出してくれ、とか。
今病状悪いから出せませんとか言ったりしてやり取りすることもありますけど、でもやっぱり本当に事故が起きた時とか、そういう可能性が万に一でもあるんだったら、なかなかね。
患者さんたちは相性の問題とかいろいろ言いますけど、本当に相性というものがあるのであれば、それはそれでいいんじゃないかなという気がします。
益田の外来に通わなければ良くなるんだったら、益田の外来に通わないという決断をするとか、益田が嫌だからかえって良くなりましたとかいう患者さんがいますけど、それはそれで良いと思います。一つのメタファーとして活用できたということだから、良いんじゃないかと思います。
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いつもご視聴ありがとうございます。
当チャンネルは、早稲田メンタルクリニック院長 精神科医 益田裕介先生の公認切り抜き動画チャンネルです。
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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
▼自己紹介
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より断酒継続中。
▼参考
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...
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フルで字幕をつけていますので、電車の中などの音が出せない環境でもご視聴いただけるほか、無音の部分等はカットしておりますので、より見やすく視聴できるようになっています。
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正しい情報で偏見を減らし、早期発見・早期治療となれば幸いです。
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■どんな精神科医も…
いきなり結論みたいなことを言いますが、どんな精神科医も患者さんが自◯するというのはすごく傷つきます。やっぱり精神科医を自分の仕事に選ぶということは、世間の人たちが思っているほど簡単なことではないと僕は思います。
一見何でこの人が精神科を選ぶんだろうと思う人が精神科を選ぶことがありますけど、そこの裏にはいろんな物語があったりします。
うちの先生やる気ないな、5分診療だな、薬だけ出す先生だなということであったとしても、自◯ということは耐え難いし、患者さんを殺そうと思って診察している人はいないですよね。
■僕の経験
僕も何人かは自分の受け持ちの患者さんを自◯で亡くしています。
そういう時に自分が主治医でなかったらどうだったのかなとか思いますね。そう思いますよね。
僕の力不足とか、自分の臨床が良くなかったなとか、あの時ああいう声を掛けてたらなとかいろいろ思います。
診察の時にいつもより時間をかけたら気付けたんじゃないかなとか、あの時は注意が散漫だったんじゃないかとか、一生懸命100%の力で臨んでいなかったのではないか。他の患者さんのように注意深く見ていればよかったんじゃないかとか、いろんなことを考えます。
個人的に自◯される方で多いタイプは、無口で薬をもらう人が多い印象が自分の中ではあるんですよね。
信頼関係が築けているような築けていないような。
「はい」と言って患者さんも薬をもらって「異常ないです」と言ってすぐ帰っちゃうような人に多い気がしますね。
知らないうちに通院しなくなって、知らないうちに亡くなっていて、時々警察から連絡が来るみたいな感じが多いなと思いますね。
だからやっぱり、ウザがられるとは言わないんですけど、やはり患者さんとは雑談も含めて少しやりとりをしないといけないなといつも思っていますね。
でもそうするとウザイと思う人もいるんですよね。患者さんで。
ウザイと思ったりする人もいるんですけど、でもやっぱり病状を把握するためにはそういう部分も必要だなと思ったりしてやっています。
■家族への説明
全てのケースではないですけれど、家族へ説明することもありますね。
そういう時にはすごくいろいろな言葉をやりとりしますけど、僕らは僕らでやはり家族に対してもっと早く気づいてあげられなかったんですかとか、あなたたちがもし薬の管理をしていればとか、あなた達がもうちょっとね、という思いもゼロじゃないんですよね。
でも、それは相手がこちらに対して思う怒りとも似ているし、今さらというか、その時はそれがベストだと思っていたことだってあるだろうし、家族だってね、そういう思いとかやるせない感じは常にあります。
僕はやはり責任がありますよね。
患者さんへの責任があるし、患者さんの家族への責任があるので、やはり本当にこういうことがあった時にも胸を張ると言ったら変ですけれども、責任を持てるような治療をしていきたいなと僕は思っているんです。
僕はというかみんな思っていると思いますけど。
■特別扱いはしない
だからある程度できないものはできないと言いますね。できないものはできない。
それはたとえ患者さんが怒ったり、嫌な思いをしたとしても、最初の段階でできないものはできないというし、嘘は言わない。
嘘で褒めたりとか、嘘で共感することはしません。
そういうことは結局ボロが出るんですよね。
これから5年10年付き合うかもしれない人たちですし、益田厳しすぎるよと言われるかもしれないですけど、できないことはできないと言います。
その患者さんだけを特別扱いすることはしませんね。
その患者さんをよく見ることで、他の患者さんのことを見れなくなるかもしれないし、そうすると結局その目立つ患者さんの陰に隠れた人が苦しんでいるのを見落とす可能性もあったりするので、この患者さんは手がかかる患者さんなんだよとか、この患者さんは時間をかけてあげなきゃダメなんだよ、という先生もいますけど、それは僕はあんまり好きじゃないし言わないです。
外来でやっている限りはこの外来の枠でやって、できるだけ事故がないようにしたいといつも思っています。
薬も、やっぱり出せないものは出せないですね。
だからよく薬のことでトラブルになることがあります。
もっとくれとかもっと出せとか、何でこうしてくれないんだとかまとめて1ヶ月分出してくれ、とか。
今病状悪いから出せませんとか言ったりしてやり取りすることもありますけど、でもやっぱり本当に事故が起きた時とか、そういう可能性が万に一でもあるんだったら、なかなかね。
患者さんたちは相性の問題とかいろいろ言いますけど、本当に相性というものがあるのであれば、それはそれでいいんじゃないかなという気がします。
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防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
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▼参考
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...
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