はじめしゃちょーの“5億円の家”を不動産鑑定士が査定 1億円かけた映画館は高評価、一方「価値ゼロ」の改修も
「はじめしゃちょー」(登録者数1630万人)が4月17日にYouTubeチャンネルを更新し、通称「5億円の家」と呼ばれる自宅を不動産鑑定士に査定してもらう様子を公開しました。プロが導き出した現在価値に、本人も驚きを隠せない様子を見せています。
“5億円豪邸”を鑑定
はじめしゃちょーは2021年8月頃、静岡県内に4階建ての一戸建てを3億円で購入。以来、エレベーターの入れ替えや屋上の改装、バスケットコート・サウナ・核シェルターの増設、さらには1億円をかけた自宅映画館の建設など、総額およそ2億円分の改造を重ねてきたことから、この家は「5億円の家」と呼ばれるようになりました。購入から間もなく5年を迎えるにあたって、劣化が目立ちはじめた部分もあり、現在の価値を知りたくなったというのが、今回の企画に踏み切った動機ということでした。
鑑定を担当したのは、「桃太郎オフィス」(登録者数92万人)などを運営する、不動産鑑定士の中瀬桃太郎。弁護士・公認会計士とともに文系三大国家資格のひとつに数えられ、全国でも8000人~9000人程度しかいないという不動産鑑定士について説明したうえで、立地や築年数、増築の内容など複数の観点から自宅をくまなくチェックしていきました。
海沿いは東北大震災以降マイナス要因に
屋外では、植栽が定期的にメンテナンスされている点や、隣接地に新しく結婚式場ができたことがプラス要素として挙げられた一方、海沿いという立地が評価を下げる要因になるという指摘も受けています。中瀬は、東日本大震災以降、海沿いの土地は特に大きな津波が来ていないにもかかわらず需要が減少しているとの静岡県内の鑑定士のヒアリング結果を紹介。バルコニーの金属部分に目立つサビも、海風の影響として仕方がない部分と評しました。
屋内では、天井の高さと大きな窓による開放感、アイランドキッチン、約2600万円をかけたバルコニーのバレルサウナ、そしてほぼ新品の状態で保たれた自宅映画館が高く評価されました。映画館については防音設備や座り心地のよい高級なシート、キャノン砲のような巨大なプロジェクターに加え、ドアに細田守監督のサインがあることも「プラスにさせていただきます」と査定に反映されています。玄関の宅配ボックスや4階まで対応するバリアフリー仕様のエレベーター、天井埋込型のビルトインエアコン、画質の良い防犯カメラなども、プラス評価の対象となりました。
一方、本人がこだわって作り上げた空間のうち、約360万円をかけた教室風の部屋、約280万円をかけた活動初期の部屋を再現した「レオパレスの部屋」、そしてメタルレインボーで彩られた一室については、汎用性の低さから「かけた金額の価値はゼロ」とバッサリ。中瀬は「基本的にはこう一般に市場出す時はこうみんなが喜ぶようなリフォーム内容じゃないと価値っていうのは残らない」と説明し、次に購入する人の使い勝手を踏まえたリフォームの方が資産価値は残りやすいとアドバイスを送っています。
査定額は3億1000万円
そして、すべての見学を終えて提示された査定額は3億1300万円。購入時の3億円をわずかに上回る金額にはじめしゃちょーは「リアルな数字!」と声を上げました。「5億じゃない……」と肩を落とす場面もありましたが、3億円は想定に近い金額だったそう。中瀬は、およそ2億円の設備投資がプラス評価につながった一方、建物は築年数の経過とともに価値が下がっていくため、細かな修繕を欠かさず現状を綺麗に保つことが、これ以上の価値下落を防ぐ最善の方法であると伝えました。
動画の終盤では、はじめしゃちょー自身も「でも売るのもなんか違うよね」と語り、これまで手を入れてきた思い入れを踏まえて、今後の方針をじっくり考えていく意向を示しました。









