がん専門医YouTuberに“詐欺クリニック”と批判されたクリニック、自ら名乗り出て反論
「YouTubeクリニック」(登録者数2万人)に対して警告状を送付していたとみられるクリニックが、10月1日にウェブサイトに声明を発表していたことが判明しました。
“詐欺クリニック”として批判の対象に
「YouTubeクリニック」を運営する上松正和氏は、東京大学医学部附属病院に所属するがん専門医です。
「詐欺クリニックにがんの専門医が潜入したらとんでもないことになった。」と題する動画で、とあるクリニックに患者として潜入し、その実態を伝えていました。
このクリニックは、がんの標準医療(手術・抗がん剤・放射線治療)を否定し、断食やサプリメントによる治療を患者に勧めており、上松医師が潜入した際には、医師が「断食をしていた患者が、口からがんを吐いた」「モナカを食べるとがんが転移する」などと主張する場面もありました。
根拠のない治療で多くのがん患者の命を奪っているとして、上松医師はこのクリニックに強い怒りを抱いている様子。視聴者からも、このクリニックを批判する声や、上松医師を支持する声が多く寄せられていました。
これを受け、このクリニックの医師は上松医師へ警告状を送付。上松医師の行為を名誉棄損・偽計業務妨害などと主張し、法的措置をとる意向を示していました。
上松医師は動画でこの警告状を公開し、「医師を舐めないでいただきたい」「法廷でお会いしましょう」と強気な姿勢を見せました。
なお、上松医師はクリニックの名前や所在地などの情報は伏せていました。
クリニック自ら名乗り出る
10月1日、東京都中央区の鶴見クリニックがウェブサイトを更新。
最近、ある医師が虚偽のケースを装い、当クリニックになりすましの受診をし、その内容を無断で録音し、恣意的に編集しインターネット上で公開し、当クリニックは事実無根の誹謗中傷を受けております。
当クリニックは、私、鶴見隆史が長年研究し臨床を重ね、患者様に真摯に向き合い多くの患者様を治癒に導いております。 このような文脈に欠けた一方的な編集により、患者様のために行ってきた私の医療を貶められるのは誠に遺憾であります。
今回のことについては、真実に基づき、適正な法的手続をもって対処していく所存でございます。
などと表明しました。この内容から、鶴見クリニックが、上松医師が潜入したクリニックであると思われます。
上松医師が名前を伏せていたにもかかわらず、自ら名乗り出たことで、視聴者の間では話題になっています。
担当弁護士は「不食のスピリチュアル弁護士」として知られる
ちなみに今回、鶴見クリニック側の弁護人を務めている秋山佳胤氏は、弁護士・医学博士の肩書を持つ人物で、「不食のスピリチュアル弁護士」として知られているようです。
YouTube上に公開されているインタビュー動画では、
肉体維持の為に水を飲んだり食べ物を食べたりする必要はない
肉体維持するためのエネルギーは”プラーナ”と呼ばれる”宇宙エネルギー・愛のエネルギー”の循環で賄ってる
心とか意識とか魂という世界は”波動”なので軽い世界なのです。波動の軽い世界に親しんでいくと(中略)そのエネルギーを肉体にも及ばせて肉体維持できるようになってくる
などと語っており、断食による治療を勧める鶴見クリニックとも近い思想を持っていることがうかがえます。









