83歳のYouTuber「でん爺」、戦後北朝鮮からの引き揚げ話を語る
「Dangerous爺ちゃんねる」(登録者5.3万人)が幼少期の体験を語った動画が、興味深い内容となっています。
Dangerous爺ちゃんねるとは
彼は御年83歳という高齢者YouTuberで、「でん爺」という愛称で親しまれています(名前の由来は月刊コロコロコミックに連載された『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』)。
豊富な人生経験を基にした話が、比較的若年層が多いYouTubeの視聴者には新鮮で好評な内容です。
特に昭和の就職面接を描いた2019年7月公開の「【昭和時代のありえない就職面接】偏見の時代」は、150万回再生を超える大ヒット作となっています。
彼は8歳のころまで当時日本領だった朝鮮半島に住んでおり、戦後に日本に引き揚げてきたという経験の持ち主。
YouTubeに初投稿した自己紹介動画では、
私、北朝鮮からの引き揚げ者でね。
引き揚げ道中のいろんな苦労話とかいうのもいろんな人が言ってきたけども、話を聞いていると私が経験したようなこと誰も言ってないんだよな。
もうね、こういう話するの、実体験で話する人間はもう少なくなると思うよ。
だからこの辺でちょっと思い出しながら、これから少しずつ時間をかけてね、やってみようと思っています。
と、自分の人生の終わりが近づくなか、あまり知られていない戦争前後の実体験を動画で残していきたいと話しています。
中国と北朝鮮の国境河川に住む
5月19日、でん爺は「【北朝鮮での話①】豆満江でのライフスタイル」を公開。
彼が8歳まで住んでいた「豆満江」での生活を語りました。
豆満江は現在の中国と北朝鮮の国境を流れる河川。
彼は父の転勤の都合で、豆満江のほとりに移住し生活していたそうです。
当時の日本は第2次世界大戦の真っ只中で、学校は軍国主義の影響が色濃かったと話します。
教室の中でもですね、トイレなんか行くときね、授業中でも行ってもいいんだけども、起立して教室のドアのとまで言って振り返ってね。
敬礼して「ただいまこのでん爺(=彼の本名)、便所に行ってまいります!」とか言ってね。
「青森か函館くらいの緯度」という豆満江は、冬は寒く夏は暑かったそう。
河や湖では魚採り、畑では実ったトマトをもいで味わっていたそうです。
暑いときにはヒマワリとかトマトがいっぱいになっていてね。で、勝手に赤く熟れたトマトをもいで食べたりした。
プシューッと甘い汁が出てね、あれは太陽の味だな。あのトマトの味は忘れられないね。









