市川市動植物園、子ザル「パンチくん」の成長を語る飼育員の動画が話題 公開3日で50万再生突破

4月21日、市川市動植物園の人気子ザル「パンチくん」の飼育担当者がその成長の舞台裏を語る動画が、千葉県市川市の公式YouTubeチャンネルで公開され、反響を呼んでいます。

子ザルのパンチくん

パンチくんは昨年7月26日に生まれた市川市動植物園のオスのニホンザルで、母ザルが育児をすることが難しくなったため、飼育員の手による人工哺育で育てられました。母親代わりに与えられたオランウータンのぬいぐるみ、通称「オランママ」にしがみついて歩く姿がSNSで国内外から注目を集め、「#がんばれパンチ」「Hang In There Punch」のハッシュタグとともに世界的な人気となっています。

今年2月には他のサルに引きずられる動画が拡散し、海外のインフルエンサーから25万ドルでの買い取りを申し出る声まで上がる騒動にも発展しましたが、園はニホンザルの社会における自然な「躾け」であると説明し、群れへの合流を見守ってきました。

飼育員が語る「パンチの好きなところ」

今回公開されたのは、「がんばれパンチと市川市動植物園〜小さな動植物園が大切にしていること〜」と題された動画。生まれたばかりのパンチくんの姿や、哺乳瓶からミルクを飲む様子、オランママと過ごしていた頃の写真などが収められているほか、パンチくんを見守ってきた飼育担当者が思いを語っています。

担当者はまず、「たくさんの人に来ていただいて、いろんな人とサルについておしゃべりしたりとか、パンチが繋いでくれた関係性というか、いろんな人と会うきっかけを作ってくれた」と話し、国内外の来園者と交流する機会に恵まれたことを「貴重な経験ができたかなとは思ってます」と振り返りました。

パンチくんの好きなところを尋ねられると、「切り替えの速さと、自由奔放なところ」と答えます。人工哺育で育ったため、群れに入ってすぐはサル社会のルールが分からず、他のサルに怒られることもあったというパンチくん。しかし、飼育担当者は「ただ怒られてそのままずっとしゅんとしてるんじゃなくて、すぐに気持ちを切り替えて他の場所に行って遊んだりとか、他のサルのところに行ってじゃれたりとかっていう」「切り替えの速さですよね。それがすごくパンチの特徴というか、好きなところでもあるかな」と語っています。

市川市動植物園の魅力

パンチくんの飼育担当者は、市川市動植物園そのものについても、「他の動物園からしたら本当にちっちゃいなって思うんですけど、ちっちゃいからこその距離感というか、ほのぼの感というか、そういうのがうちの特色」と、その魅力を語り、「私も個人的にこの雰囲気が好きで市川市動植物園に来たので、是非とも来てもらって、このうちの緩くてほのぼのした感じを体感してもらいたい」と、来園を呼びかけました。

さらに、理想とする動物園の姿を問われる場面では、「(動植物園に常勤している)獣医さんが暇してる動物園がいいですね」「獣医さんが暇っていうことは動物に治療とかがないんで、つまりみんな健康っていうこと」と回答。一方で飼育員については「忙しい方がいいですね。暇があれば動物に対してできることがあるんで」「逆に飼育員は忙しくなきゃだめかなとは思ってます」と、動物と真摯に向き合う姿勢をのぞかせています。

この動画は公開から3日で再生回数50万回を突破。すでに市川市公式チャンネルの全動画の中で最多再生となっています。

コメント欄では

素晴らしい内容でした
本当に良い飼育員さんで
この動植物園が素敵な場所だとわかります。
パンチ、ここに産まれてよかった!

なんか涙出た。いい意味でこのままの市川市動植物園でいてください

飼育員さんは忙しく獣医さんは暇な動物園が理想
素敵なコメントでした
応援しています

といった声が多く寄せられています。

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