虚偽の著作権侵害申し立てでチャンネルをBANされた音鉄YouTuber、裁判勝訴を報告 賠償金は58万円

視聴者にYouTubeの通報機能を悪用され、チャンネルをBANされていた音鉄YouTuberが、裁判で勝訴したことを報告しました。

「いたずらの著作権侵害通報」でチャンネルBANされる

今月29日、鉄道関係の自動放送や発車メロディーを収録して動画制作をしている“音鉄YouTuber”の「やたてつ」(登録者数6万人)、「Musashino Ch. / むさしのチャンネル(むさドリ)」(同2万人)、「永田町ekioto+」(同7000人)がXを更新し、「YouTube上での虚偽申立て事件に係る訴訟での勝訴のご報告」を投稿しました。

YouTubeの著作権侵害通報では、著作権者が申立を提出することができます。違反とみなされた場合は、動画の削除などの処分が下されるほか、一定期間に違反が3回累積すると、アカウントが停止される仕組みになっています。(参考:YouTubeヘルプ

2023年6月、やたてつは自身のブログにて「第三者による悪質ないたずらの著作権侵害通報」を受けたとして、YouTubeチャンネルがBANされたことを報告しました。通報されたのは、童謡である「七つの子」や「うさぎとかめ」だったようで、やたてつは「お前の著作物ちゃうやないかい」「あまりにもばかばかしい」と憤慨。

YouTubeの著作権侵害通報機能って、問題ありすぎるのよね。本人確認を行わずに、入力された文字列だけで著作者からの通報とみなすのはあまりに無能

と怒りをあらわにしていました。

ほかにも、永田町ekioto+、むさドリなど複数の音鉄YouTuberが同様の被害を訴えており、三者は翌月7月に共同声明を発表。夏以降、被害者同士で連携し、権利侵害としてYouTubeに通報した人物の特定を進めました。

同年12月には、愛知県名古屋市在住の被告を特定し、やたてつらは名古屋地裁へ提訴します。裁判の過程で、裁判官より和解の提案があり、慰謝料支払いと接触禁止を求める和解案を提出したそうですが、被告が拒否したため、判決を求めることになったといいます。

勝訴を報告、損害賠償を受け取る

2024年11月下旬の第一審で、被告の「不法行為(権利侵害)」が認められたとのこと。被告に対し、特定費用、弁護士費用、慰謝料を含めた損害賠償58万円の支払いを命じる判決が下ったといいます。やたてつらは

12月に賠償金の受け取りが完了し、本件訴訟については終了しました

と報告し、勝訴したことを発表しました。

やたてつは、今後も同様の虚偽通報行為が発生する可能性があるとして、もし再発した場合は、他の被害者と連携して解決に取り組むことを表明。さらに「法的手続きを取るにあたり必要な情報を、無償で開示することを検討しております」と綴っています。